5月27日に開幕する全仏で要注目の選手がいる。196センチ、90キロの巨漢、21歳のミロシュ・ラオニッチだ。世界ランキング22位。昨年、米国・サンノゼでツアー初優勝を飾り、2011年の新人賞にも選ばれた逸材だ。
全仏の前哨戦バルセロナで世界ランク4位のアンディ・マリーを破り、マドリードでは当時3位のロジャー・フェデラーとファイナル・タイブレークの大接戦を演じた。フェデラーは「タフな試合だったよ。彼がトップ10に入ってくるのは間違いない。才能がある選手だからね」と若者を称え、ラオニッチも「敗れたけれど満足しています。勝てると信じてコートに入り、(戦ってみて)最も偉大な選手を破る可能性があるとわかったのですから」と胸を張った。
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photograph by Hiromasa Mano