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アフリカ選手権の現実と 選手が見据える大陸の未来。 ~サッカーを通じて貧困の撲滅を~

2012/03/21
大会は2月12日まで約3週間で行なわれ、食糧危機のニジェールからもファンが駆けつけた。

 ザンビアの優勝で幕を閉じたアフリカ選手権は、集客の面ではいまひとつの成果に終わった。開催国のガボンと赤道ギニアは共にグループ突破をしたが、5000フラン(約900円)というチケット代は、1日の生活費が1000フラン以下という赤道ギニアの人々にとっては高すぎた。国内リーグもそれほど盛んではなく、スタジアム観戦の文化が地元民に定着していないことも低迷の理由といわれている。

 しかし現地の集客数とは対照的に、世界でのアフリカ選手権の知名度と人気は高まりつつある。今大会も世界各国でTV放送されたように、チェルシーのドログバやマンCのヤヤ・トゥーレ、バルセロナのケイタらのプレーは、彼らの所属クラブのファンの興味も惹きつけている。

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photograph by Atsushi Kondo

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