長い腕を広げて、チームを落ち着かせる姿には、観戦する側まで包容力が伝わってくる。ピンと伸びた背筋。ピッチを圧する存在感。日本代表主将として2度のW杯を戦った箕内拓郎が、秩父宮のピッチに帰ってきた。
昨春、NECからトップウェストのNTTドコモへ移籍するや、チームはリーグ戦、トップリーグ昇格をかけたチャレンジシリーズを全勝の快進撃。初出場の日本選手権では1回戦で才能集団・早大を66対43で叩きのめしてみせた。
圧巻は早大が2点差に迫った後半26分だ。早大ゴール前の密集から、箕内は2人のタックルを強引に突き破った。
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photograph by Nobuhiko Otomo