巨人の亀井義行が第2回WBC日本代表メンバー入りしたのはもう2年前のことになる。この時は原辰徳監督の強い押しがあって選ばれたと聞く。イチローら数多くの名選手に混じって行動を共にすることで何かを感じて戻ってくれれば、という監督の親心だろう。期待に応えた亀井はその後、巨人の外野と一塁を任され、2009年は25本塁打、2割9分という成績を残した。しかし、昨季は「野手はふたつのポジションを守れるように」という恩義ある監督の想いに応えられず、試練のシーズンを迎えることになる。
相手に研究されたためだろうか。'10年は、腰痛にも悩まされ打率1割8分5厘、5本塁打と低迷。そして捲土重来を期し、猛練習に取り組んだ秋季練習で言い渡されたのは、三塁手への転向だった。
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photograph by NIKKAN SPORTS