横浜一筋18年。今年で40歳を迎えた佐伯貴弘が、フロント入りの誘いもなく戦力外通告を受けた。これで1998年に38年ぶりの日本一を果たした時の野手は、誰もいなくなってしまった。
当時のマシンガン打線の小気味よさを次世代に伝えようとした鈴木尚典二軍コーチも、筒香嘉智が一人前になるのを見ずに今年で退任している。たしかに当時の連中は、ひとクセもふたクセもあるかもしれない。しかし皆、横浜への愛着を人一倍感じさせてくれた。いつもライトスタンドの応援団とケンカして、ヤジに反発しながらプレーしていた佐伯を今でも思い出す。
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photograph by KYODO