「首位・巨人からの勝ち星は大きい。相手エースと投げ合って勝てる投手こそエースだ」と、広島・大野豊コーチが絶賛したのは前田健太。7月1日、8連敗中だった巨人を相手に、9回1失点で内海哲也との投げ合いを制し、今季10勝目を挙げたのだ。前田自身も「自分のいい球さえ投げれば打たれっこない」と自信を深め、気迫を前面に出した投球で相手チームを圧倒している。入団4年目ながら、野村謙二郎監督をして「佐々岡(真司)や、黒田(博樹)を彷彿させるエース」と言わしめる投手に成長した。
「昨季との違いはどこにあるのか」と聞くと、「リリースの時に120%の腕の振りが出来る力加減を、秋季キャンプで掴んだみたい」という答えが返ってきた。
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photograph by NIKKAN SPORTS