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年末恒例、'09年シーズン ベストアワード発表。 ~今宮純によるF1総決算~

鈴鹿での走りは初めてだったのにもかかわらず、日本GPをポール・トゥ・ウィンで飾った天才セバスチャン・ベッテル

 ひと言で総括すれば、今シーズンは、本来このスポーツが持つエキサイティングな魅力に欠ける内容であった。コース外でひっきりなしにスキャンダルが騒がれ、FIAの“政権交代”にまで発展した。参戦自動車メーカーは一時、別シリーズ構想も検討するなど、ファンを置き去りにした混乱が続いた。これらとは異なる次元で、8年間にわたって多額の予算を注ぎ込みながら、とうとう1勝もできなかったトヨタが11月に撤退を決断し、内外で反響を呼んだ。

“最速王”は鈴鹿を制したあの男。小林可夢偉の健闘も光った。

 とまれ、恒例企画で締めくくろう。トップ10人はFIA選手権ランキングとかけ離れているが、年間を通じて与えられたマシンで渾身のドライビングを貫き、ミスを恐れず勇敢なレースを見せた者をセレクトした。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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