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ボクシングPRESSBACK NUMBER
「朝6時前には中止の連絡が…」亀田和毅35歳“最後の挑戦”はなぜ消えた? フェザー級王者フィゲロアの異変、WBA内で食い違う“優先権”の行方
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杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byDaisuke Sugiura
posted2026/10/22 11:15
WBA世界フェザー級タイトル戦が当日に中止となった亀田和毅(35歳)。ファイトマネーは支払われる方向だが、今後の方針はWBAの決断にも大きく左右される
筆者がラスベガスに到着した16日午前中の時点で、前日計量でのフィゲロアが126パウンドのフェザー級リミットを1.4パウンドもオーバーしたことを知らされた。1時間後に再計量するというが、すでに絞り切ったであろうボクサーが短時間で簡単に落とせる体重ではない。案の定、29歳のメキシコ系アメリカ人王者は2度目の計量でも126.8パウンドで失格。この時点で王座は剥奪され、17日の試合が行われるにしても、無事に125.8パウンドで計量をクリアした亀田が勝った際には王座奪取、それ以外の場合には王座空位という変則タイトル戦になることが決まっていた。
「フィゲロアがあの状態なら、試合をすれば亀田が勝つと思うよ」
今週末は結局、フィゲロアとの対面は果たせなかったが、舞台裏でその表情を見た数人の関係者からは例外なくそのように伝えられた。
記者が驚いたフィゲロアの不在
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近年、アメリカの中〜大興行ではまず午前中に関係者のみが出席しての正式な計量が行われ、午後にファンやメディアを動員してのセレモニー計量が催されるのが通例。今回もその流れだったが、興行プロモーションの中でも重要な意味を持つこのイベントにフィゲロアが姿をみせることはなかった。ボクサーの計量失敗は残念ながらあることだが、その選手がセレモニー計量に現れもしなかったのは筆者の取材歴の中でもこれが初めての経験である。
たとえタイトルを失っても、ビジネスライクなアメリカのボクサーは少なくとも報酬を得るためにリングに立とうとするもの。だが、最後のプロモーション活動に参加すらできなかったこの時点で、フィゲロアの身に何かが起こっていることは容易に予想できた。そんなシナリオを辿っていたがゆえに、前述の通り、17日朝までに試合がキャンセルされたことはもう想定の範囲内だったのである。


