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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「こんな感じでいけるだろう、という甘い見込みが…」あの名門大はなぜ箱根駅伝予選会で5年連続出場を逃した?「練習で走れても実戦の経験値がない」
text by

佐藤俊Shun Sato
photograph byKeiji Ishikawa
posted2026/10/20 17:30
5年連続出場を逃した立教大の髙林監督は、選手層は昨季以上だったと語ったが
「昨年の予選会で通過できたので、今回、慢心したということはないと思うんです。チーム全体でいえば、今年は昨年以上にレベルアップすることができました。ただ、練習では走れても、実戦で戦っていくという部分では今回の選手たちは圧倒的に経験値が少なかった。予選会とか、本戦とかの経験値がないのが今回の予選会の5kmとか、10kmの順位にもろに出たと思います」
強い主力の世代がいる場合、いつも同じ選手が駅伝や予選会を走ることになる。走るチャンスを失ってきた次の世代がいきなり駅伝や予選会の舞台に立つと、力があっても100%を発揮するのは非常に難しい。今季の立教は、まさにこの状態にあった。
3番手以降のタイムが物足りず
今回の予選会では、主将の原田颯大と西澤はフリー、他の選手は集団走ではなく、設定タイムでグルーピングし、お互いを見ながら走るスタイルで臨んだ。だが、3番手、4番手が同じレベルになり、最後は9番手が65分40秒、10番手が66分01秒とかなり遅れてしまった。昨季、10番手以内に65分台の選手がいて予選を通過したのは立教大だけだったが、今回は65分台の選手を有して10位以内に入ったチームはなかった。
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「うちは、これまで予選会直前になって集中力が上がってダダダッとチームを作っていたんですけど、力があればそれでもスッと戦えたりするんですよ。でも今回は、主力となる選手が抜けた後、底上げしないといけなかった層でいったのですが、これまでと同じような感じでいっても、力が足りないので戦い切れなかった。勝負ができなかったです」
髙林監督は顔をしかめて、そう言った。
原田は、あふれる涙をこらえることができなかった。

