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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「やっぱり足りないんですよ」箱根駅伝予選会“本戦出場65回”の名門が14位落選の衝撃…復活に必要なのは? 4年生エースは「(箱根に)行きたかった」
text by

小堀隆司Takashi Kohori
photograph byYuki Suenaga
posted2026/10/19 17:04
昨年から名将・大志田秀次監督が就任したものの3年連続での予選落ちとなった明大
「そこの最後でどう踏ん張るかですよね。1時間3分台を目指したメンバーがみんな4分以上かかっている。3分台で行くというのであれば、やはりそれだけの練習をしないといけない。そこが次の課題というか、今回やれなかったことなのかなと思います」
そして、自分を戒めるかのようにこう話す。
「やっぱり足りないんですよ。足りないんです。強くなるチームはこうでなきゃいけないってことをつねにやっていかないと。シンプルに強くなるために、泥臭く色んなことをやっていくしかないですね」
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おそらく、足りないと思うことはいくつも監督の頭の中にあるのだろう。だが、それをチームに浸透させていくにはやはり時間がかかる。学生たちが自ら考え、何が足りないのかに気づいたとき、初めてチームは飛躍の切っ掛けを掴むのかもしれない。
4年生エースは“執念の好走”で集大成も…
予選会が残酷なのは、いくら個人が頑張っても、チームとしての足並みが揃わなければ箱根駅伝への出場が叶わないことだ。
この日、明大が誇るダブルエースの一人、大湊の奮闘が光った。痛み止めを飲んで出場していた綾一輝(4年)の分までと、前半から積極的に日本人先頭集団に食らいつく。公園内に入ってからの粘りこそが、この4年間の集大成であっただろう。
「公園に入って、今12位だってわかって、そこから積極的にレースを動かしました。とにかくチームの順位を上げなきゃいけないと思って。で、最後はちょっとキツい走りになってしまったんですけど、粘って、粘って、自分の今できる走りはできたんじゃないかと思います」
大湊は、高校時代から学法石川高の主力として全国の舞台で活躍。5000m13分台の記録を持ち、大きな期待を背負って明大に入学した。
ルーキーイヤーから箱根駅伝のメンバーに選ばれると、1区8位と好走。だが、その年の第100回大会で明大が20位に沈んでシード権を逃すと、2年目以降は予選会を突破できずに苦しんだ。

