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「私はね、悪者でいいんです」張本勲さん86歳で死去…本人が明かした「二刀流なんてムリ」発言の真意とは?「もちろん100%本心です。でも…」 

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安倍昌彦

安倍昌彦Masahiko Abe

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photograph byKeiji Ishikawa

posted2026/09/14 06:00

「私はね、悪者でいいんです」張本勲さん86歳で死去…本人が明かした「二刀流なんてムリ」発言の真意とは?「もちろん100%本心です。でも…」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

現役引退後は野球評論家としても活躍した張本勲さん。厳しい言葉のウラには、球界で活躍した名選手ならではの想いがあった

 あの大谷翔平選手が、花巻東高から日本ハム入りしたタイミングだったと思う。

 前代未聞の領域への本格的挑戦に、大方の「世論」が好意的な「ガンバレ!」応援モードだった中で、張本さんは決然と非難必至の持論を展開した。

「いいですか、大谷君はこれから高校からプロに進むんですよ。それだけで、まず今までの2倍の練習を積まなくてはならない。その上で二刀流となれば、投打両方の練習になりますから、練習量は4倍ですよ!」

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 いつもならこのへんでやんわり合いの手を入れて、張り詰めた雰囲気をなごませるはずのベテラン司会者も、この日は黙って聞き入っていた。

「大谷君は、確かに立派な体してますよ。決めたら全うしようとするまっすぐな性格であることも、私、聞いています。ですからね、最初はそれだけで練習量、やってのけるかもしれない。でもね、続けていったら必ずどっかで体が壊れます。

 これ、壊れる寸前まで練習した私が言っているんだから、間違いない。大きな夢はたいへん結構。でも一方で、現実も見なきゃいけない。野球をなめたらいかん。プロ野球を決して甘く考えないでほしいね!」 

「二刀流なんてムリ」その発言の真意は…?

 一見すれば、かつての名選手が若手の「未知なる大きな夢」に苦言を呈したようにも見えた。だが、その真意を本人の口から聞いたのは、それからしばらくたってのことだった。

<次回へつづく>

#2に続く
《追悼・張本勲さん》「どこかで私の言葉を聞くでしょう。そしたら…」大谷翔平に「二刀流なんてムリ」…厳しい言葉のウラにあった張本流の“気骨”とは?

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