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佐藤淑乃が証言「ユッコが世界一になりたい、と」女子バレー日本代表みんなの意識を変えた和田由紀子24歳の“優勝”宣言「チームとして自信が足りていない」 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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posted2026/08/29 11:06

佐藤淑乃が証言「ユッコが世界一になりたい、と」女子バレー日本代表みんなの意識を変えた和田由紀子24歳の“優勝”宣言「チームとして自信が足りていない」<Number Web> photograph by Volleyball World

アジア選手権の準々決勝・台湾戦で「68.0%」というアタック決定率を叩き出した和田由紀子(24歳)

 昨年のネーションズリーグと世界選手権ではベスト4に進む快進撃を見せたが、どちらも準決勝、3位決定戦で敗れ、メダルに手が届かなかった。その経験が、和田にイタリア・セリエA挑戦を決断させ、代表チームに働きかける行動にも繋がった。

「メダルが獲れなくて、やっぱり勝ち切れるチームになりたいなと思いましたし、自分自身もチームを勝たせられる選手になりたいなと感じたので」

 そのミーティングを、石川真佑キャプテンはどのように感じていたのか。

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「個人的には『メダルを獲る』という目標でしたが、和田選手から『金メダル』『優勝する』という言葉が出て……。“優勝”という言葉を聞いて、そこに向けて私も頑張りたいなと思ったし、そこの目標を曖昧にして戦っていくと中途半端になると思った。“優勝”という、自分たちが決めた一つの目標に向けて全力で戦い抜くことはすごく大事だなと。そこで迷いはなく、優勝を目指してネーションズリーグを戦おうという思いになりました」

チームを救う安定感、驚異の決定率

 記者が和田に質問すると、たいていの場合、数秒の沈黙のあとに答えが返ってくる。質問したほうはその沈黙の間、おかしな質問をしてしまったかとドキドキするのだが、答えを聞けば、和田が深く考えを巡らせ、言葉を選んでから発しているのだとわかる。そんな和田が発した“優勝”という言葉の重みと覚悟は、当然周囲の選手たちに伝わった。

 そしてその言葉以上に、コート上での和田の姿が、覚悟の強さを雄弁に語っている。ネーションズリーグでは、チームの浮沈に関わりなく常に安定した決定力を発揮。チームは準々決勝で敗れ7位に終わったが、和田はチームトップ、全体でも6位の237得点を叩き出し、ベストアタッカー部門でも4位にランクイン。

 今回のアジア選手権でも、流れが相手に傾きそうな場面を和田が幾度も救い、台湾戦では68.0%という驚異的なアタック決定率を残した。

 揺るがないその姿は、キャプテンの支えにもなっている。和田と共にスパイクやサーブ、ブロックを要所で決め流れを作った石川は、台湾戦後、和田についてこう語った。

「彼女は点数を取るポジションで、本当に『自分が決める!』という思いが強いというか……表には出さない選手なんですけど、すごく熱いものを内に秘めていると思う。そこは私自身すごく、一緒にやっていて伝わりますし、本当に自分もそこについていくというか、負けないように一緒に引っ張っていきたいなと思っています」

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