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「三浦璃来のホームシックが治った」木原龍一との共同生活…婚約発表りくりゅう“競技外でも特別”だった関係性「2人は嘘なく歩んできた」
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2026/08/26 17:06
ペア結成1年目、NHK杯の演技を終えて笑顔の三浦璃来と木原龍一(2019年)
「りくりゅう」としての活動の中では、「怖いと思ったことないです」と三浦は言っていた。リフトにも当時は怖さがあったのに、初めて組んでやってみて、怖さがなかったのだ。
そのトライアルを契機に、2人はペアを結成し、カナダを拠点に活動することになった。最初の滑りで感じた相性のよさは本物だった。2人はスケーティングとスピードを武器にしながら急速な成長を遂げていった。
「三浦のホームシックが治った」木原のサポート
それを支えたのはスケートでの相性ばかりではない。ペア結成後の三浦の変化は印象深い。木原とのペアの前は、海外合宿に行くと、2、3日で本田氏に連絡してくるくらいホームシックが強かったという。でも木原とともにカナダで過ごしていると、「まったくかかって来なくなった」(本田氏)。木原のサポートあればこそだった。
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2020年に新型コロナウイルスが発生し、2人は日本に1年以上も帰れなくなった。このときには、さすがに「ホームシックになった」と三浦は言う。木原もまた、リンクも閉鎖され、先が見えなくなる中で気持ちは揺らいだ。結成してまだ長い時間が経っていない中、大きな危機と言えた。それでも木原が引っ張る形で、カナダで過ごしながら生活面から支え合い、乗り越えた。それが可能であったのは、スケーターとしての相性を中心としつつ、人として信頼を培っていける相性と努力があったからこそだった。
その中でのささやかな変化はいくつもあって、例えば、結成初年度の2019年に出場したNHK杯では、まだ三浦は木原に対して敬語を用いていたように思うが、いつしかそれも消えていき、お互いに言いたいことを言い合っているように見受けられるに至った。
お互いを大切にする心情もうかがえた。2024年の春、木原は「2人でなら、どんなことも乗り越えていけると思いますし、2人なら強くなれると思います」と語っている。それはパートナーへの強い信頼を示していた。

