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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「ドクターの言葉に頭が真っ白に」メジャー復帰のエンゼルス菊池雄星「選手生命の危機を感じた」左肩負傷の意外な“原因”「遠征先の深夜のシカゴで…」
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byYuki Yamada
posted2026/08/23 17:01
マイナーでのリハビリ登板を重ねてきた菊池
ローテーションを守れなかった悔しさも、復帰できない可能性への恐怖も残った。それでも、起きた出来事から何を学ぶかを考えた。
「野球観とか人生観みたいなところも、もう一回、改めて見つめる期間になりました」
投げられるありがたさをかみ締めた。
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「その時の気持ちとか、悔しい気持ちとか一生忘れずにプレーしたいなと思いますね」
7月30日のリハビリ登板では、エンゼルス傘下1Aランチョクカモンガの一員として、ジャイアンツ傘下1Aサンノゼの若い選手たちと対戦した。17歳、18歳の打者もいた。菊池がプロ入りした頃に生まれた世代だった。
心を支えた愛息とのキャッチボール
「そういう歳なんだな僕は、って思いましたね(笑)。フィジカルも強いですしね。ブンブン振ってくる。甘く入ったら、パカーンって本塁打もたくさん打ちますし、改めてたくさんの原石がいるなっていうのはすごく感じました」
メジャーを目指すハングリーな若手選手たちの必死なプレーも刺激になった。そして、最愛の家族の存在が、何よりの最大のモチベーションだ。92日ぶりの復帰戦には、瑠美夫人と長男の嶺雄くん(7歳)も応援に駆けつけた。
「毎日(嶺雄くんと)キャッチボールしているんですけど、ケガしてすぐは下からしか投げられなかった。もう一度、息子とキャッチボールできるようになんのかなとか、そういう思いもありましたからね」
一時の絶望的な状況を乗り越え、光が差した。
「(マウンドを)離れてみて思ったのは、やっぱりお客さんの前で投げたいっていう。大観衆の中で勝ったり、負けたりいろいろ悔しい思いとかプレッシャーもあるし、時にはしんどいなと思うこともありますけど、それって幸せなことだなって思いました。もう一回、あそこで全力で投げたい、って。もう中毒ですよね」
メジャーのマウンドに戻る日は、間もなくだ。〈前編も公開中です〉


