- #1
- #2
ボクシング拳坤一擲BACK NUMBER
「ひとつのミスで終わる」比嘉大吾が語った“増田陸の怖さ”「勝てばどんな形でもいい」盟友・堤聖也の激励「複雑な気持ちだろうに…いいやつだなと」
text by

渋谷淳Jun Shibuya
photograph byHiroaki Finito Yamaguchi
posted2026/07/17 17:16
増田陸とのWBAバンタム級王座決定戦に臨む比嘉大吾。増田の強打を警戒しつつもサウスポー対策に自信をのぞかせた
強敵・増田陸との対戦は「素直にうれしくない」
──ブランクの影響はない?
比嘉 武居戦からバルガス戦まで1年のうちに3試合してるんですよ。その間にスパーリングもたくさんしています。そう考えると1年休んで、逆にうまい具合にダメージが抜けたんじゃないかと期待しているんです。頭の休憩にはなりました。フィジカル的には4月から週2回の階段トレーニングで追い込んでいるので問題ないと思っています。スタミナも不安はないです。スパーリングもジムメイトの堤麗斗、重里侃太朗とか、いいパートナーがたくさんいるので助かっています。
──さて、対戦相手は強打のサウスポー、世界初挑戦の増田選手です。最初に試合が決まったときは素直にうれしかったですか。
ADVERTISEMENT
比嘉 素直にうれしくないですよ。タイトルマッチはうれしいですけど、増田くんはうれしくないです。パンチ力があるし、リーチも長いし、サウスポーだし。やっぱりひとつのミスで終わる怖さがあるので、そこは一番気を付けないといけないですね。まあ、やるしかないという感じです。
──増田選手には必殺の左ストレートがあります。
比嘉 変則ではなく、正統派でちゃんとガードしてパーンと打ってくるタイプですね。みんな警戒しているのにもらうということは、タイミングを計るうまさがあるんだろうなと思います。自分から仕掛けないとダメでしょうね。サウスポー対策はかなりしました。今はサウスポーのほうが得意なんじゃないかと思っています。
──試合は勢いのある増田選手が有利との声が多いのですが、そうした前評判は気になりますか?
比嘉 気にはならないです。やっぱり増田選手の積み重ねてきたものがあるからそういう評価もされると思っています。ノニト・ドネア(フィリピン)にもいい勝ち方をしましたし。自分は3回世界をやって獲れなかったですから。ただ、ドローだったから評価された部分もありますよね。まあ、いずれにせよ周りの評価ですから。

