「好物はシオラーメン！」阪神電車も乗りこなす助っ人右腕が語る“日本愛”…原点はアジアで暮らした幼少期「自分が白人か黒人という分類を知る前に…」 

――綺麗？

デュープ　全てのものがとにかく綺麗です。お父さんが来日した時に「日本では汚い車を全く見ないね！」と驚いていました。新しい物だらけ、という意味ではなく、何年も乗った車だったとしても、きちんと手入れして大切に扱っているということに感動しました。古いものであっても、丁寧に扱っていつも綺麗にしている日本人の感覚は、とても素晴らしいと感じます。球場のクラブハウスも、ロッカーからトイレに至るまで、みんな綺麗に使っていますから。

――散らかしている選手はいない？

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デュープ　ロッカーは僕が一番汚いんじゃないかな（笑）。一つ一つの物に対してみんなが敬意を払っていることに驚きます。来日前、色々な人に「日本は素晴らしい」とか「絶対に一度は行くべき」と言われました。正直、みんな大袈裟だなと思っていましたが、実際に日本に来てその光景を見た時に、まさにその言葉通りだと感動しましたね。

2017年、当時22歳のデュプランティエ（右）の秘蔵写真。若手のオールスターマッチのイベントでおどける　©Getty Images

――物を丁寧に扱うことや、規律正しさというのは確かに日本の美点ですね。

デュープ　練習で、ランニングやエクササイズをする時も手を抜いている選手が1人もいない。僕はどこかで手を抜いてしまうこともあったけれど、彼らがすごく丁寧に取り組むのを見て、自分も全力でやらなければと思うようになりました。誠実さ、丁寧さは日本人の素晴らしいところです。あとは、食べ物がすごく美味しいこと！！

大好物は「シオラーメン！」

――日本で食べた物で一番好きなのは？

デュープ　シオラーメン（塩ラーメン）！　カラアゲ（唐揚げ）！　その二つは最高ですね。あとはカツ丼、親子丼、牛丼も大好き。もちろん神戸ビーフは言うまでもないですね。

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