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[セリエA開幕戦レポート]王者ペルージャで始まる「イシカワ時代」
posted2024/10/10 09:00
text by

弓削高志Takashi Yuge
photograph by
Roberto Settonce
イタリア中部の山間にある古都ペルージャのアレーナ「パラ・バルトン」のコートは、3色のイタリアンカラーに彩られている。世界最高峰リーグ、セリエA王者にのみ許される特権だ。
9月最後の週末、'24-'25シーズンのセリエAがイタリア各地で開幕を迎えた。王者クラブの初陣を見逃してなるものかと地元の老若男女に加え、日本やアジア圏のファンも数多く駆けつけている。いよいよコートにスターティング6の名が轟く。
「ヌーメロ・クアットルディチ!(背番号14) ユーキ! イシカーワー!」
アレーナDJが今夏入団した日本代表キャプテンの名をコールすると、ほぼ満員のスタンドからひと際大きな歓声が上がった。
昨季“スクデット”と呼ばれるリーグ優勝を6年ぶりに果たしたペルージャは、2つの国内カップ戦と世界クラブ選手権も制覇、国内外の主要タイトル4冠を達成した。
'22年世界選手権MVPのイタリア代表主将でセッターのシモーネ・ジャンネッリと同代表ミドルブロッカー(MB)のロベルト・ルッソ、'23年欧州選手権優勝のポーランド代表アウトサイドヒッター(OH)のカミル・セメニウクらを擁するペルージャは現在、世界のトップクラブといえる。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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