「イメチェンして女性ファンが増えた」“ギャルになった”天咲光由（22歳）は筋肉も成長中…NEO GENESISで目指すベルト《特別グラビアインタビュー》

　新ユニットNEO GENESIS結成とともに、天咲光由(あまさきみゆ)は大きくイメージを変えた。ユニットのビジュアルコンセプトは“ギャル”。天咲も新コスチュームとともに髪を染めている。

　髪色を変えるのは、レスラーにとって特に珍しいことではない。ただ天咲に関して言えば、デビュー当時からの黒髪のイメージが強かった。

「やっぱり（所属ユニットだった）QQの末っ子で、真面目でっていうイメージだったと思うので。そこから変化するのはけっこう思い切りが必要でしたね」

すべての写真を見る（60枚）

　真面目で、ひたむきで、みんなに可愛いがられる。それが天咲の最大公約数的イメージだった。デビュー戦の相手で、彼女をQQに誘った林下詩美（現マリーゴールド）も「本当の妹みたいで、可愛くて仕方ないんですよ」と語っている。

　試合ぶり、マイクアピールやバックステージコメント、記者会見での発言。すべてがいかにも不器用だった。不器用だからこそ真面目さが目立ったということもあるだろう。

キャリア3年目で初のリーグ戦出場

　そこから少しずつ力をつけて、今年は恒例のシングルリーグ戦「5★STAR GP」出場を果たした。キャリア3年目で初のエントリーは、出場者決定トーナメント2試合を勝ち上がってのものだ。

「自分としては、まずリーグ戦に出場できたということが大きかったです。トーナメントに勝っての出場で、若手の中で一つ抜けた存在になれたのかなって。そうならなきゃいけないと思っていたので」

今年は出場者決定トーナメントを勝ち上がり「5★STAR GP」に出場　©Essei Hara

　初出場のリーグ戦を、天咲は「やっぱり過酷でした」と振り返る。

「リーグ戦が6試合で、その前に出場者決定トーナメントが2試合。それだけのシングルマッチを短期間にやったことがなかったので。体力的にきついというだけじゃなくて、作戦を考えたり頭を使うのもしんどかった。

　その分、中身の濃い夏でしたね。去年の夏は何をしてたか、全然覚えてないくらいです。新ユニットが始まってすぐのリーグ戦だったので、余計に濃い感じがしました」

　リーグ戦の結果は1勝1分4敗で勝ち点3。負け越しではあったが「手応えは少なからずありました」と言う。リーグ戦に出場できない選手も多いということは、出場しているのはスターダム最前線の選手たち。その中で完走し、勝ち点を得ることができた。

【次ページ】　「早くみんなに追いつきたい。対等に見られたい」