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〈マンガ〉藤井聡太八冠独占も「まだまだ改善の余地が」に感服…「再び棋士カップル結婚もめでたい!」観る将が描く胸キュン将棋ニュース 

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千田純生

千田純生JUNSEI CHIDA

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photograph byKeiji Ishikawa/Junsei Chida

posted2023/11/01 06:00

〈マンガ〉藤井聡太八冠独占も「まだまだ改善の余地が」に感服…「再び棋士カップル結婚もめでたい!」観る将が描く胸キュン将棋ニュース<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa/Junsei Chida

10月の将棋ハイライト。イラストは関連記事などからご覧になれます!

<王将戦挑戦者決定リーグ戦>※10月30日現在
羽生善治九段 3勝2敗
豊島将之九段 2勝2敗
永瀬拓矢九段 3勝0敗
近藤誠也七段 2勝1敗
渡辺明九段 0勝4敗
菅井竜也八段 2勝1敗
佐々木勇気八段 1勝3敗

 ここまで無敗で挑戦者へと一歩リードしているのが、永瀬九段です。王座戦では第3局、そして決着局となった第4局と連続で最終盤での形勢逆転によって、「名誉王座」を懸けた戦いは終わりを告げました。

 しかし第4局直後の大盤解説会場に姿を現した永瀬九段に対しては、ファンからの特大の拍手が送られたそうですし、研究パートナーでもある藤井八冠からは「スコアが逆でもおかしくなかったです」と、永瀬九段の綿密かつ勝利への執念がこもった対局ぶりは、数多くのファンの心に響きました。

 明けて2024年早々に雪辱戦の舞台は来るのか――ただ振り飛車の雄である菅井八段やオールラウンダー豊島九段が勝ち星を伸ばし、王将戦で安定した強さを見せる近藤七段、前期の挑戦者である羽生九段(会長職と並行しての過密日程おつかれさまです……)は永瀬九段との直接対決を控えています。渡辺明九段がリーグ陥落するという事実にも“1勝することの難しさ”を痛感する王将戦挑戦者決定リーグ戦の佳境に注目です。

竜王戦で際立つ藤井将棋…伊藤七段は巻き返せるか

 棋界最高峰のタイトルである竜王戦では、藤井竜王に対して同学年である伊藤匠七段が挑んでいますが、ここまで藤井竜王の3連勝と、王者の強さが際立っています。

 豊島九段からタイトル奪取し、昨期は広瀬章人八段の挑戦を振り切るなど激戦で得た経験値を見せつけるような強さ……おやつは「ハロウィン仕様のかぼちゃのプリン&モンブラン」(第1局)、「京の秋の冨喜寄(ふきよせ)、和栗のモナカと宇治本簀(ほんず)抹茶」(第2局)、「区ッキー、ネジメカ&コク旨チーズセット」(第3局)など、相変わらず……これでもか! とカワイイものばかりなんですが(笑)。その藤井竜王の強さの前にカド番へと追い込まれた伊藤七段が、1勝を返して意地を見せられるか。

 なお完全に余談なのですが、第1局が行われているタイミングで僕ら観る将夫婦は会場のセルリアンタワー東急ホテルに泊まりました、大盤解説会外れたんですけど(笑)。その翌日、取材に訪れた編集担当さんから、こんなLINEが。

【次ページ】 竜に乗る藤井竜王がラスボス状態(マンガあり)

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