誰も成し遂げてない「日本復帰後の打撃タイトル」を

　秋山は、34歳での復帰となったが、ホームラン狙いのフライボール革命には馴染まなかった。その分、NPBのスタイルを維持していたともいえる。シーズン半ばでの復帰となったが、来季は誰も成していない「日本復帰後の打撃タイトル獲得」に挑んでほしい。

日本復帰初戦では早くもマルチ安打をマークするなど、安打製造機の今後に注目だ　©Sankei Shimbun

＜NPB第16週の成績　2022年7月4日～7月10日＞

〇セ・リーグ
DeNA 5試3勝0敗2分 率1.000
阪 神3試2勝1敗0分 率.667
中 日5試2勝2敗1分 率.500
巨 人6試2勝3敗1分 率.400
広 島5試2勝3敗0分 率.400
ヤクルト4試1勝3敗0分 率.250

　ヤクルトで27人ものコロナ感染者が出て試合が中止になった。感染は拡大しているので、今後もペナントレースに影響が出る可能性はあるだろう。DeNAが好調だった。

カープで好調なのはマクブルーム、小園、投手は？

・個人打撃成績10傑 ※RCは安打、本塁打、盗塁、三振、四死球など打撃の総合指標
佐野恵太（De）19打7安3点 率.368 RC5.23
吉川尚輝（巨）24打8安1本2点1盗 率.333 RC4.76
宮﨑敏郎（De）18打7安3点 率.389 RC4.05
マクブルーム（広）18打6安2本5点 率.333 RC3.76
長岡秀樹（ヤ）15打6安0本3点 率.400 RC3.62
中田翔（巨）16打5安1本1点 率.313 RC3.47
小園海斗（広）19打6安1本3点 率.316 RC3.38
村上宗隆（ヤ）13打4安1点 率.308 RC3.20
大城卓三（巨）20打4安3本4点 率.200 RC3.03
ソト（De）14打4安1本1点 率.286 RC3.00

　DeNAの佐野が7安打2二塁打1三塁打と好調。巨人の大城はこの週4安打だったが、そのうち3本が本塁打で、この週リーグ最多。打点は広島マクブルームの5、盗塁はDeNA桑原将志の2がそれぞれ最多だった。

・個人投手成績10傑 ※PRはリーグ防御率に基づく総合指標
青柳晃洋（神）1登1勝9回 責0率0.00PR2.57
アンダーソン（広）1登1勝8回 責0率0.00PR2.28
東克樹（De）1登8回 責0率0.00PR2.28
今永昇太（De）1登8回 責0率0.00PR2.28
濵口遥大（De）1登1勝7.2回 責0率0.00PR2.19
森下暢仁（広）1登1勝7回 責0率0.00PR2.00
高橋宏斗（中）1登7回 責0率0.00PR2.00
大西広樹（ヤ）2登4回 責0率0.00PR1.14
大勢（巨）4登1S3H4回 責0率0.00PR1.14
エスコバー（De）4登3H4回 責0率0.00PR1.14

　阪神の青柳が7月8日のヤクルト戦で今季2度目の完封勝利を挙げた。広島のアンダーソン、DeNAの東、今永が8回零封の好投だった。救援では6投手が1セーブ、巨人の大勢とDeNAのエスコバーが3ホールドを挙げている。

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