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大谷翔平は「地上最大の“ショウ”」 自ら援護40号+完投寸前8勝目にMLB公式ベタぼめ…完璧すぎ二刀流に敵地もビックリ
posted2021/08/19 17:00

40号本塁打、8回1失点の衝撃的活躍を見せた大谷翔平
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Getty Images
大谷翔平がまさに“パーフェクトな二刀流”を見せつけた。現地時間18日(日本時間19日)に行われたエンゼルスvsタイガースに「1番・投手」でスタメン出場すると、先発投手として被安打6、1被本塁打のみに抑える8回1失点8奪三振で8勝目、打者としては自らを援護する40号本塁打を叩き込むなど圧倒的な存在感でチームを3-1の勝利に導いた。
「Two.Way.Superstar.」
MLB公式ツイッターが試合終了直後、大谷を「スーパースター」認定するのも当然の活躍ぶりだった。
この日の大谷は2点の援護をもらった初回、いきなり得点圏に走者を置く立ち上がりとなったものの、ライトライナー併殺によって無失点で切り抜ける。続く2回も先頭打者にセンター前ヒットを許しながらも続くヌネスをサードゴロ併殺に切って取り3人で終わらせるなど、テンポよくイニングを進めた。
131mホームランのち三者凡退……圧巻の二刀流
4回まで奪った三振は3つ。ゴロアウトが多かった中で、5回にはカストロにソロ本塁打を浴びる。しかし決め球のスプリットを軸に三振を奪いつつ6、7回を無失点で切り抜けると、この日のクライマックスは2-1のエンゼルス1点リードで迎えた8回にやってきた。
相手投手シスネイロが投じた2球目のスライダーが甘く真ん中に入ってくると、大谷は迷わず強振。打った瞬間にわかる高弾道の一撃は打球速度110マイル(約177キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、リードを2点差に広げる貴重な40号ソロ本塁打となった。
敵地コメリカ・パークに詰めかけた大観衆も呆気にとられた一発。悠々とダイヤモンドを一周した大谷はエンゼルスのチームメートとともに喜び合った。
その直後、大谷は8回のマウンドに上がり、タイガース打線を三者凡退に切って取る。この時点で球数は「90」でメジャーでのキャリア初の完投勝利の可能性もあったがここで“お役御免”。最終回はクローザーのイグレシアスが無失点に封じ、大谷に8勝目をプレゼントした。
打っては主砲の一撃、投げてはエースとしてほぼ完ぺきなピッチングを見せた大谷。MLB公式サイトによると投打での直近7試合の試合成績は以下このようになっている。