「香川県を元気にするために」

　課題の克服に向け、戦い方に微調整を施して臨んだ6月最後のJ2第14節カターレ富山戦は、アウェーで2－1の勝利。3位につけ、2位のギラヴァンツ北九州、首位のロアッソ熊本を追う。昇格圏内の2位以内を目指す戦いは、まだ半分も終わっておらず、今後も競り合いが続くだろう。

　信頼を寄せる石原田啓太ヘッドコーチ、松下邦昭コーチ、藤井泰行GKコーチなどスタッフとともに、J2復帰への道のりを切り開く。そのために必要なのは、一つひとつ積み上げていくことに他ならない。

「プロチームの監督を務めるのは初めてですから、いくら『昇格します』『成功します』と言っても根拠がない。その根拠を大きくしていけるのは、練習と試合だけです。少しずつ根拠を大きくしながら、最後にはJ2復帰を果たしたい」

　在籍7年目を迎えたクラブへの思いは特別だ。

「香川県を元気にするために、これからも努力していきます。自分は選手たちの可能性を信じている。カマタマーレ讃岐というクラブの力を信じています」