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WBC過去3大会、選手成績をマジ調査。
最多安打はイチロー、最多勝は? 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNaoya Sanuki

posted2017/03/07 08:00

WBC過去3大会、選手成績をマジ調査。最多安打はイチロー、最多勝は?<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

記念すべきWBC第1回大会で、日本を優勝に導いたのは松坂大輔だった。この活躍が、翌年のメジャー移籍にも影響したに違いない。

安打数1位は、納得の侍の4番。

 安打数の上位5人はこちら。

1.筒香嘉智 26安打(81打数)打率.321
1T.中田翔 26安打(111打数)打率.218
3.坂本勇人 25安打(91打数)打率.275
4T.秋山翔吾 24安打(82打数)打率.293
4T.山田哲人 24安打(90打数)打率.267

 本塁打は中田翔の5本が最多だ。ちなみに大谷翔平は11打数5安打1本塁打の打率.455だ。

 中田翔は2013年のWBCにも出場(6試合21打数6安打0本2打点)。そして唯一、小久保ジャパンの全試合に出場している。最多安打タイだが、打率は低い。最多の5本塁打を打っているし、主軸であるのは間違いないが。

 安打数1位タイの筒香は、小久保監督が侍ジャパンの監督を引き継いだ2013年シーズンは故障と不振で、一軍の試合に23試合しか出ていなかった。前回WBCが行われた当時は、まだレギュラーでさえなかったのだ。

 翌年から急速に力をつけるとともに、侍ジャパンに招聘されるようになった。ある意味で、筒香こそが小久保ジャパンの申し子と言ってもよい。本人の思い入れも一入ではないかと思う。本塁打はまだ2本だが、彼の活躍なくして、王座奪還はあり得ないのではないか。

エース前田健太が離脱した今となっては……。

 次は、小久保ジャパンで成績上位の投手陣だ。

1T.前田健太 3勝0敗 4試合20回 防御率0.90
1T.菅野智之 3勝0敗 5試合16回 防御率2.25
3.則本昂大 2勝2敗 7試合15回 防御率4.20
4.1勝15人

 大谷翔平は1勝1敗ながら5試合20回を投げて自責点0の防御率0.00だ。

 小久保ジャパンで最も安定感がある投手はマエケンだった。マエケンは2013年のWBCでも2勝を挙げ防御率は0.60だった。

 しかし、MLBに移籍した今となっては、菅野智之に託すしかない。彼が、切り札となり、松坂大輔同様、大事な試合で活躍することで勝機が見えてくる。

 菅野も2013年の入団だから、前回のWBCには選ばれていない。小久保ジャパンの申し子だと言える。

 イチロー、松坂大輔がチームを引っ張り、世界一に輝いた2006年、2009年のWBCを再現するために、2017年の侍ジャパンは、筒香嘉智、菅野智之が投打の両輪になるべきだ。

 機は熟している。2人の申し子がどんなパフォーマンスを演じるか、じっくり見てみたい。

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