清水宏保の名言

正直、トリノでスケートには見切りをつけたいという考えはありましたよ。やっぱり男が30歳にもなると、その後の人生も考えますよ。

清水宏保(スピードスケート)

長野、ソルトレイク五輪で金、銀、銅メダルを獲得し、日本スピードスケート界の“顔”として世界に君臨してきた氷上の王者が、トリノ五輪では18位と惨敗した。「バンクーバーまでやるとなると36歳になる。その時に果たして、新たな人生をスタートさせて間に合うのかなという不安はあります。それに、僕だって結婚はしたいし、子供も欲しい。兄や姉の家族を見ると、羨ましいなと思いますもん」と現役続行への迷いを見せていたが……。'09年12月に行われたバンクーバー五輪代表選考会に出場。500m7位、1000m9位に終わって代表を逃し、引退を表明したのであった。

Number648号(2006/03/02)