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「言わせろ!ナンバー」で振り返る、
2012年重大ニュース! 【野球編】 

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photograph byNaoya Sanuki

posted2012/12/30 08:01

「言わせろ!ナンバー」で振り返る、2012年重大ニュース! 【野球編】<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

年内にヤンキースとの契約更新を済ませたイチロー。ピンストライプのユニフォームも背中の31番もすっかり板について見え、日本のみならずニューヨーカーからも愛される存在に。

青木、岩隈、川崎……“メジャー1年生”の評価は?

 ダルビッシュだけでなく、青木宣親(ブルワーズ)、岩隈久志(マリナーズ)、川崎宗則(マリナーズ)など、日本人大物選手の数多くがメジャーへの移籍を果たしましたが、日本人選手、特に野手の評価が急落するなか、入団テストを課せられたり、厳しい契約条件を突きつけられたりするケースも……。ポスティング制度を利用した中島裕之はヤンキースと契約せず、西武に残留。今オフにアスレチックスと契約を結び、仕切り直しを図ります。

●MLB全日程終了。今季、最も評価したい日本人選手は?
    http://number.bunshun.jp/articles/-/290517/feedbacks

最弱チームから常勝が義務付けられたチームへ移籍し奮闘したイチロー、1年目から結果を残したダルビッシュと迷ったのだけれど、あのヤンキースでローテーションを守り切って結果を残した黒田投手を推す。 あくまで自分の感想ですが、イチローにしてもダルビッシュにしてもプレーに若干の「よそよそしさ」を感じたのだが(思えばマリナーズにおける今シーズンのイチローには「居心地の悪さ」も感じた。原因はこんなチームしか作れなかったマリナーズのフロントの責任である)、黒田投手には移籍1年目だというのに確固たる自らの「世界」があるかのような堂々としたピッチングをシーズン通して見せてくれた、と思っている。来シーズンもピンストライプのユニフォームを纏った黒田投手を見たいと思うのは自分だけではないと思う。(赤鯱と梟さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/13631

 65.1%と半数以上の読者がヤンキースの黒田博樹投手を高く評価しています。故障者が相次いだ投手陣にあって、シーズンを通してローテーションを守り続けた安定感は立派。来季もヤンキースの大黒柱として、風格あるピッチングを見せてくれるはずです。

 メジャーへと渡る選手が増える一方、日本球界に復帰する選手も目立ちます。ひと旗揚げての凱旋帰国ならば大歓迎ですが、メジャーに定着できずに帰ってくる選手に対しては、送り出したファンとしては複雑です。

●“さすがメジャー経験者!”と感じさせてくれる選手は?
    http://number.bunshun.jp/articles/-/194763/feedbacks

井口資仁。帰ってきてから、野球の巧さがすべてにおいて上がっている。
本当にロッテにとって必要な選手。(北村泰佑さん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/9795

失礼ながら、この中の選手には、流石と思わせる大リーガーは、いません。(中略)駄目なら日本に帰ってまたやるなら、最初から行くべきではないと私は思います。(こうじさん)
http://number.bunshun.jp/feedbacks/9741

 “出戻り組”には手厳しい声が多く寄せられている一方で、元ツインズの西岡剛は阪神からの熱心なラブコールに応えて早速入団を決めました。元カブスで今季ヤンキースとマイナー契約していた福留孝介も日本球界復帰を決め、DeNAとの競合の末にこれまた阪神が獲得するなど、来季も元メジャーリーガーが日本で増えることになりました。メジャーならではのダイナミックでパワフルなプレーでの大活躍を期待したいですね。

【次ページ】 DeNAベイスターズ誕生! しかしファンの数は……。

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