日本代表の軌跡BACK NUMBER

 退屈に見えた前半は、リスクを抑えたいトゥルシエ監督の意図した展開だった。

 試合が動き出すのは後半から。12分、フラット3の裏に出されたボールにビルモッツが反応、豪快なオーバヘッドでベルギーが先制すると、その2分後、小野のロングパスを受けた鈴木が足をいっぱいに伸ばして同点ゴールを決める。さらに22分、柳沢のパスを受けた稲本がドリブルでもちこんで勝ち越しのゴール。その後、30分に同点ゴールを許して2-2。

 日本は、W杯初の勝ち点「1」を獲得した。

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