大相撲の「八百長」って何だ!? ~Number創刊年に載ったコラムを再発表!~(1) / photograph by Sports Graphic Number 当時の『週刊ポスト』(5月2日号)の誌面より。元・十両の四季の花(範雄)が八百長告白手記を載せた。タブーに切り込む衝撃的なスクープであった 報道キャンペーンが始まってから約9カ月後の『週刊ポスト』(2月6日号)に載った記者座談会より。「なぜマスコミ各社が呼応しないのか」について議論されている。同様の問題としては、最近だと『週刊現代』の八百長キャンペーンが記憶に新しい 2008年に大麻所持容疑で現役幕内力士として史上初の逮捕となった若ノ鵬。解雇の処分撤回を求め相撲協会と裁判で争う中、八百長問題にも言及していた 昨年、名古屋場所での稽古風景。熱心な相撲ファンが稽古をのぞきにくる。地方巡業など全国を回る大相撲興行は、まさに日本を代表する“国技”と言っていいだろう 文科省を訪れ今回の八百長問題について謝罪する放駒理事長。朝青龍問題、“かわいがり”事件、大麻問題、野球賭博問題と不祥事が続く中、協会はその権威と信頼を失っていった 場所前に神社で奉納相撲にのぞむ相撲協会関係者と力士たち。古来、五穀豊穣等を祈願したり吉凶を占う神事として、相撲は日本文化の中で生き続けてきた。現在でも日本各地に、相撲協会とは別の流れの神事相撲が多く残っている 本場所初日の前日に必ず行われる「土俵祭り」。これら神道の儀礼が、大相撲の清明正直を保証するはずだったのだが…… 第33代木村庄之助が用いた脇差。「差し違えをしたときには切腹する」という覚悟を象徴する一品。スポーツ用具では、ない 相撲道そのものの歴史は神話の時代までさかのぼるが、興行として盛んになったのは江戸時代初期とされている。日本相撲協会やNHKがどうであれ、相撲道としては永遠に続いていくはずである 派手な取り組みと、茶目っけのある性格で愛された朝青龍と、生真面目な性格ながらここ一番では火のような攻めを見せる白鵬。ふたりの名勝負は日本中を大いに沸かせたはずだ 現役力士の頃から子供向けの相撲道場を企画するなどして、独自の相撲改革を進めてきた貴乃花親方。破門されながらも相撲協会理事に立候補し当選を果たすなど、改革の急先鋒と目されている

派手な取り組みと、茶目っけのある性格で愛された朝青龍と、生真面目な性格ながらここ一番では火のような攻めを見せる白鵬。ふたりの名勝負は日本中を大いに沸かせたはずだ

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大相撲の「八百長」って何だ!? ~Number創刊年に載ったコラムを再発表!~(1) / photograph by Sports Graphic Number 当時の『週刊ポスト』(5月2日号)の誌面より。元・十両の四季の花(範雄)が八百長告白手記を載せた。タブーに切り込む衝撃的なスクープであった 報道キャンペーンが始まってから約9カ月後の『週刊ポスト』(2月6日号)に載った記者座談会より。「なぜマスコミ各社が呼応しないのか」について議論されている。同様の問題としては、最近だと『週刊現代』の八百長キャンペーンが記憶に新しい 2008年に大麻所持容疑で現役幕内力士として史上初の逮捕となった若ノ鵬。解雇の処分撤回を求め相撲協会と裁判で争う中、八百長問題にも言及していた 昨年、名古屋場所での稽古風景。熱心な相撲ファンが稽古をのぞきにくる。地方巡業など全国を回る大相撲興行は、まさに日本を代表する“国技”と言っていいだろう 文科省を訪れ今回の八百長問題について謝罪する放駒理事長。朝青龍問題、“かわいがり”事件、大麻問題、野球賭博問題と不祥事が続く中、協会はその権威と信頼を失っていった 場所前に神社で奉納相撲にのぞむ相撲協会関係者と力士たち。古来、五穀豊穣等を祈願したり吉凶を占う神事として、相撲は日本文化の中で生き続けてきた。現在でも日本各地に、相撲協会とは別の流れの神事相撲が多く残っている 本場所初日の前日に必ず行われる「土俵祭り」。これら神道の儀礼が、大相撲の清明正直を保証するはずだったのだが…… 第33代木村庄之助が用いた脇差。「差し違えをしたときには切腹する」という覚悟を象徴する一品。スポーツ用具では、ない 相撲道そのものの歴史は神話の時代までさかのぼるが、興行として盛んになったのは江戸時代初期とされている。日本相撲協会やNHKがどうであれ、相撲道としては永遠に続いていくはずである 派手な取り組みと、茶目っけのある性格で愛された朝青龍と、生真面目な性格ながらここ一番では火のような攻めを見せる白鵬。ふたりの名勝負は日本中を大いに沸かせたはずだ 現役力士の頃から子供向けの相撲道場を企画するなどして、独自の相撲改革を進めてきた貴乃花親方。破門されながらも相撲協会理事に立候補し当選を果たすなど、改革の急先鋒と目されている

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