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「M-1予選で落ち続け…」“このままなら解散”とLINEした日…ヘンダーソンが明かす“吉本芸人のギャラ事情”「だから東京進出を決めた」

posted2024/03/24 11:09

 
「M-1予選で落ち続け…」“このままなら解散”とLINEした日…ヘンダーソンが明かす“吉本芸人のギャラ事情”「だから東京進出を決めた」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

昨年が結成15年、M-1ラストイヤーだったヘンダーソン。子安裕樹(写真左)と中村フー

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中村計

中村計Kei Nakamura

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Shigeki Yamamoto

「なんでヘンダーソン決勝行かれへんかったんや……」。M-1ラストイヤー、今大会こそと期待されたコンビ。敗者復活戦も2位、ファイナリストまで本当にあと1歩で最後のM-1が終わった。
そのヘンダーソンのインタビュー。2人が明かす、号泣の舞台ウラ。【全3回の後編/前編中編へ】

◆◆◆

「しんどかったM-1」

――M-1への挑戦が終わったわけですけど、今の心境はいかがですか。

中村フー ちょっとホッとしてますね。めっちゃ嫌だったので。

子安裕樹 しんどいです、心が。

――毎年、M-1の季節が近づくたびに……。

中村 2週間後M-1やでってなると、やばい、やばいみたいになるんで。ネタを仕上げなきゃならないじゃないですか。

子安 あと何回、舞台で試せるか数えてな。

中村 うわ、最後、ここか。お年寄りが多いから、試すんどうかなとか。

―――そういう意味では解放されたという思いもあるわけですか。

中村 あのストレスがなくなるのはちょっと嬉しいかもしれない。あと、最後、決勝は行けませんでしたけど、一番良いところまで行けたので。少しは名前も覚えてもらえたと思うんですよね。今年もまだあって、この成績を超えなあかんとなったら、かなりしんどかったと思うんですよ。

LINEで「なんもなかったら解散しよう」

――ヘンダーソンと言えば、コント漫才に入りそうで入らないというのを繰り返す形がもはや代名詞となっています。2021年、初めて準決勝行った年に観て、こんなおもしろい漫才コンビがいたんだと思いました。あれはどういう経緯で思いついたのですか。

子安 2021年は、その前にキングオブコントの2回戦で落ちていて。解散の匂いがプンプンしていました。

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