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「若手はショウヘイの靴下のはき方から…」大谷翔平は2023年も“エンゼルスで愛されすぎ”だった「初完封→2本塁打」伝説Wヘッダーも

posted2023/10/02 18:11

 
「若手はショウヘイの靴下のはき方から…」大谷翔平は2023年も“エンゼルスで愛されすぎ”だった「初完封→2本塁打」伝説Wヘッダーも<Number Web> photograph by Ronald Martinez/Getty Images

3年連続での球団が選ぶMVPに選出された大谷翔平。ミナシアンGM、ネビン監督とともに写真に収まる

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NumberWeb編集部

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Ronald Martinez/Getty Images

 大谷翔平、日本人選手初となるメジャーリーグ本塁打王を獲得! その偉業に敬意を表したのは、チームメート・監督と幅広い。雑誌「Sports Graphic Number」「NumberWeb」掲載記事から〈ショウヘイとエンゼルスの1年〉を改めて振り返る。(全2回の2回目/第1回からの続き)

<名言4>
I'm finishing!
(大谷翔平/NumberWeb 2023年7月31日配信)

https://number.bunshun.jp/articles/-/858251

 ◇解説◇
 2023シーズン、大谷翔平はWBCでのMVPに始まり、6月の月間15本塁打、決め球「スイーパー」での奪三振量産など様々な面で二刀流の輝きを見せてきた。その中で「1日」に限った中でのハイパフォーマンスでいうと……7月27日のタイガース戦でのダブルヘッダーだろう。

 当初の予定では28日のブルージェイズ戦での先発が予定されていた大谷だったが、前日の試合が雨天中止→翌日ダブルヘッダーとなったことで予定を1日前倒し、第1試合で先発するとフィル・ネビン監督が発表した。するとその第1試合で相手打線を1安打に封じ、メジャー初の完投勝利を完封で飾った。

 冒頭の言葉は、8回を終えてネビン監督に言った言葉だ。〈俺が終わらせます!〉という強い思いで最終回のマウンドに上がったのだ。

完封勝利の直後、2本塁打の離れ業

 これだけでも十分の活躍なのだが……第1試合終了から45分後に始まった第2試合で、2回の第2打席に37号2ランを放てば、4回には2打席連続となる38号本塁打を放ち、連勝に貢献した。もちろんダブルヘッダーで1試合完封、もう1試合で本塁打を放ったのは史上初の偉業となった。そして7月の投打成績は以下の通りで、2カ月連続の月間MVPに輝く。

<大谷翔平:2023年7月の成績>
打者:打率.282 9本塁打14打点1盗塁 OPS1.152
投手:防御率4.97 2勝2敗25.1回29奪三振

 ただし、投手として防御率は6月より悪化し、何より38号を放った際……左わき腹を抑えた様子には、一抹の不安を抱えることになった。

GMが語った球団と大谷の“信頼関係”

<名言5>
信頼関係があるし、そうやって(GM就任後の)3年間を過ごしてきた。後悔はまったくない。
(ペリー・ミナシアン/Number1080号 2023年9月7日発売)

◇解説◇
 投手・大谷の2023シーズンが暗転したのは、8月23日のダブルヘッダーだった。

【次ページ】 野球の教訓は経験を積んだ同僚から得るもの

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