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優勝賞金1000万円! 破格の大会実現の事情とは。

posted2023/04/17 09:00

 
優勝賞金1000万円! 破格の大会実現の事情とは。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

トーナメント発表会見に列席した大橋会長と出場選手。バンタム級日本王者の堤を筆頭に20代の注目選手が揃う

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前田衷

前田衷Makoto Maeda

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NIKKAN SPORTS

 井上尚弥を擁する大橋ジムの大橋秀行会長が、優勝賞金1000万円のトーナメントを実施すると明らかにした。その名を「井上尚弥4団体統一記念杯バンタム級モンスタートーナメント」と謳い、12月の決勝に向け、準々決勝にあたる初戦が5月20日に行われる。

 今どき「1000万円」は目を見張る額ではないが、ボクシング界では画期的な数字である。近代ボクシングでは「プライズ・ファイト」の別名があったように、賞金マッチは昔から行われてきた。だが日本国内となると、新人王トーナメントのМVP選手への副賞が30万円だったり(現在は廃止)、以前開催されていたA級賞金トーナメントの優勝賞金が70万円というように、ずいぶんとつましい額だった。

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