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大谷翔平とは「ゲームをするのも一緒」水原一平通訳が語る“プライベートも仲良しの日々”…焼肉やユニバ観光も「言葉にするのは難しい」関係性 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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posted2023/03/20 17:35

大谷翔平とは「ゲームをするのも一緒」水原一平通訳が語る“プライベートも仲良しの日々”…焼肉やユニバ観光も「言葉にするのは難しい」関係性<Number Web> photograph by AFLO

大谷のアメリカ生活も公私にわたって支え、侍ジャパンでも存在感を見せている水原一平通訳

焼肉にユニバ、ゲームをするのも一緒

 エンゼルスに移籍した大谷は、日本ハム時代からのチームメートである水原通訳とともに18年2月に渡米した。「5年間一緒にファイターズでやってきて、信頼もしていますし、そういう方にやってもらえるのは僕にとっては心強いと思います」。野球だけでなく、プライベートで一緒に出掛けることも多い。エンゼルスの本拠地アナハイム近郊の焼肉店などに選手を連れて食事に行くこともあった。18年7月の球宴休み期間中には、アミューズメントパークのユニバーサル・スタジオを訪れたという。また、2年目のオフに大谷が米国で車の免許を取得するまでは、水原通訳は運転手としても生活を支えていた。

「第一は野球に集中してもらえるような環境を整える。まずはそこですね。普段はゲームとかも一緒にしますし、友達感覚じゃないですけど。(関係を)言葉にするのは難しいですね」(水原通訳)

 米メディアとの質疑応答で、大谷の返答をうっかり忘れてしまうことも。それを、大谷が苦笑いで見つめる。なんとも、微笑ましい空気が漂う。1年目の18年、新人王を獲得した際には、大谷が水原通訳の右腕を左手でつかんで高く掲げ、笑顔でポーズをとった。いたずら心もあったのかもしれないが、感謝の気持ちの表れでもあった。19年4月30日、本拠地エンゼルスタジアムで大谷の新人王授賞式が行われた。そのとき、水原通訳は大谷の顔写真がプリントされたTシャツを着用し、ベンチから見守っていた。「遊ばれてます」と苦笑いだったが、次第に大谷とともに愛される存在となった。

スタジアムで掲げられた「We Love Ippei」

 どこか、絶妙な距離感とバランスを保つ2人。メジャーでは一緒に球場入りし、同じタイミングで帰宅する。いつも、そばにいる水原通訳。すると、地元ファンからも徐々に注目され始めた。21年、オールスター選手に史上初の投打二刀流で選ばれた大谷は、前日のホームランダービーにも日本人として初めて出場。捕手役に水原通訳を指名した。同通訳の捕手姿を球団は公式インスタグラムに投稿。多くの反響があった。本拠地エンゼルスタジアムには「We Love Ippei」のボードまで出現。大谷だけでなく、選手や監督、コーチからも信頼され、ファンの間でも人気者となった。

【次ページ】 家族よりも長い「大谷と過ごす時間」

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