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「ミトマはすごく良い選手」vs冨安健洋で三笘薫ゴール、久保建英もキレキレ…各国名手が絶賛、日本代表“W杯後の出世争い”は続く 

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photograph byAlexander Hassenstein/Getty Images

posted2023/01/01 17:00

「ミトマはすごく良い選手」vs冨安健洋で三笘薫ゴール、久保建英もキレキレ…各国名手が絶賛、日本代表“W杯後の出世争い”は続く<Number Web> photograph by Alexander Hassenstein/Getty Images

カタールW杯で冨安健洋をハグする三笘薫。12月31日、2人は対戦相手として戦っている

冨安がクリロナを止めて絶賛された日

<名言2>
トミヤスに対する印象は非常に良い。
(フレドリック・ユングベリ/NumberWeb 2022年4月30日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/853082

◇解説◇

 プレミア屈指の名門アーセナルに所属して2年目の冨安健洋。12月31日に行われたプレミアリーグ第18節、ブライトン戦で途中出場し、三笘薫とマッチアップした。度重なる負傷こそ懸念されるが、プレミア首位クラブで激しいポジション争いを繰り広げつつ、ミケル・アルテタ監督の構想に欠かせないピースとなっているのは確か。

 クラブレジェンドでかつて清水エスパルスで活躍したユングベリも、21-22シーズンのマンチェスター・ユナイテッド戦後に「トミヤスが最初にボールに絡んだシーンを見たか? スピードに乗った攻撃参加に、C・ロナウドはファウルで止めざるをえず、警告を受けた。出番は短かったが、復帰直後とは思えないほど動きが鋭かった」と語るなど、現地でも実力を認められている。

 さらに、プレミアの舞台で戦っていた吉田麻也も、19歳にして日本代表デビューを飾った頃の冨安について「すべての能力が高い。可能性がとてもあると思う」と評していたほどだ。

「トミヤスは実にスムーズに対応している。見事としか言いようがない」
「今季最大のサプライズ選手」

 現地での冨安への高評価は尽きない。

アルテタ監督の戦術面を学び、さらなる進化を

 それでも冨安は昨シーズンを終えて「本当に満足できないシーズンでした。来シーズンに向けて、しっかりまた準備していく必要があるなと思っています。プレミアに慣れていないからこそ、怪我をしたんだと思います。まだまだだなという感じですね」と語り、自身の課題としてコンディショニング面を挙げるとともに、アルテタ監督の標榜する戦術をさらに理解しようと努めている。

「監督が求めているサッカーをピッチ上で完全に表現できているかと言われると、そうでもないので」

 冨安はアルテタ監督の戦術に感銘を受け、古巣アビスパ福岡のアカデミーでは自ら最先端の指導法を教えるなど、サッカーに対する真摯さは人一倍だ。W杯ドイツ戦、スペイン戦でも見せた安定感あるディフェンスと巧みなビルドアップで、躍進するガナーズを栄光へと導けるか。

プレミアでも「驚き」三笘のアタッキング能力

<名言3>
(三笘は)すごく良い選手。本当に驚いた。
(ベン・デイビス/NumberWeb 2022年11月3日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/855219

◇解説◇
 2022年カタールW杯、森保一監督率いる日本代表にとっての切り札となったのは三笘だった。

 グループステージ初戦のドイツ戦では1点ビハインドの後半12分にピッチに送り出されると、前半に比べて攻守に安定した日本にさらなる勢いをもたらし、後半30分にドリブル突破から南野拓実へのスルーパスを送り、堂安律のゴールを導き出した。

 さらにスペイン戦では「三笘の1ミリ」の折り返しによって、田中碧の決勝ゴールをアシスト。最終的に敗れたとはいえコスタリカ戦、クロアチア戦でも得意のドリブルでチャンスを作り出し、特大のインパクトを放った。

 三笘は22-23シーズン、保有元のイングランド・プレミアリーグのブライトンにて奮闘を続けている。世界最強のレベルを誇るプレミアリーグにあって、三笘はしっかりと結果を残している。

【次ページ】 アーセナル相手に鮮やかなゴール

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