オリンピックへの道BACK NUMBER

「このまま4位でいいの?」初のGP優勝、三原舞依を奮い立たせた言葉「今日の金メダルは、今まででいちばんうれしい」 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2022/11/15 17:02

「このまま4位でいいの?」初のGP優勝、三原舞依を奮い立たせた言葉「今日の金メダルは、今まででいちばんうれしい」<Number Web> photograph by Getty Images

11月13日、グランプリシリーズのイギリス大会で優勝した三原舞依。シニアGPシリーズ挑戦6年目にして初のGPシリーズ制覇となった

先のことは決め過ぎずに、ちょっと先のことを考えている

「わくわくした気持ちでいっぱいです。先のことは決め過ぎずに、目の前にあること、ちょっと先のことを考えていて、それを達成していけば先の目標にもつながると考えています。大好きなスケートを長く続けられたらと思っています」

 その言葉の通り、国内のブロック大会からこつこつと進んできた。今シーズンの、いや、今日まで積み重ねた時間の末にグランプリシリーズ10戦目で手にした優勝だったからこそ本人にとって感慨深い。

「今日の金メダルは、今まででいちばんうれしくて、まだまだ実感ないですけど、信じられないという気持ちです」

ほんとうに幸せ者なんだなという言葉に尽きます

 そしてこう語る。

「スケートができるのは、家族のサポートや応援してくださるたくさんの方々がいてこそなので、ほんとうに幸せ者なんだなという言葉に尽きます」

 三原は第6戦、フィンランド大会に出場する。まだ出たことのないグランプリファイナル進出も見えてくる中、目の前をしっかり見据える。

「フィンランドでしっかりやってこそだと思います」

 折れない心とともに、氷上を駆けていく。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

関連記事

BACK 1 2 3 4
三原舞依
イザボー・レヴィト
平昌五輪

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ