カリーも絶賛のフランスの超逸材。ウェンバンヤマに送られる熱視線。

　アスリートはどこまで進化していくのだろうか。来年のNBAドラフト1位指名確実と言われる18歳のフランス人選手、ビクター・ウェンバンヤマのプレーを見ると、そんなことを考えさせられる。

　素足で221cmの長身ながら、ガードのようなスキルを持ち、以前からNBA関係者の注目を集めていた選手だ。10月上旬、ウェンバンヤマが所属するフランスのプロチーム、メトロポリタンズ92がNBAの招待でラスベガスを訪れ、NBA傘下の育成チーム、Gリーグ・イグナイトと2試合のエキジビションゲームを行った。NBAの首脳陣やスカウトたちが200人以上見守る中、大舞台のプレッシャーをものともせずに1試合目に37点、2試合目に36点をあげる活躍を見せ、NBA中にウェンバンヤマ旋風を巻き起こした。