詳説日本野球研究BACK NUMBER

地区大会優勝校は上位に行けない!?
一足早く第83回センバツ大会を分析。 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

PROFILE

photograph byNIKKAN SPORTS

posted2011/02/03 10:30

地区大会優勝校は上位に行けない!?一足早く第83回センバツ大会を分析。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

履正社のエース右腕、飯塚孝史はサイドスローから繰り出すキレのある直球と多彩な変化球を武器に、安定感抜群の投球を見せる

 第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間、甲子園球場で開催)出場校が1月28日、下記のとおり決定した。

<2011年選抜出場校>

◇北海道=北海
◇東北=東北(宮城)、光星学院(青森)
◇関東=浦和学院(埼玉)、東海大相模(神奈川)、横浜(神奈川)、水城(茨城)、
              前橋育英(群馬)
◇東京=日大三、国学院久我山
◇東海=大垣日大(岐阜)、静清(静岡)
◇北信越=金沢(石川)、日本文理(新潟)
◇近畿=天理(奈良)、履正社(大阪)、智弁和歌山(和歌山)、報徳学園(兵庫)、
              加古川北(兵庫)、京都成章(京都)
◇中国・四国=関西(岡山)、創志学園(岡山)、総合技術(広島)、明徳義塾(高知)、
                      香川西(香川)
◇九州=鹿児島実(鹿児島)、九州国際大付(福岡)、九州学院(熊本)、波佐見(長崎)
◇21世紀枠=大館鳳鳴(秋田)、佐渡(新潟)、城南(徳島)

 各地区代表校はほぼマスコミが予想した通りになったが、21世紀枠の選考に波乱があった。

 大館鳳鳴高、佐渡高は順当で、予想外だったのが西都商を有力視するマスコミが多い中、伏兵的存在だった城南高が選出されたことだろう。昨秋の徳島大会で創部113年目にして初優勝を飾り、決勝では県内屈指の強豪、徳島商を13対2のスコアで退けている。反対に、西都商は宮崎大会決勝で延岡学園に3対13の大差で負けているのが印象を悪くしたようだ。

地区大会優勝校が上位進出できない理由とは?

 さて、21世紀枠3校を含む32校による優勝争いはどのように展開されるのだろうか。当然、各地区大会優勝校が中心になって優勝争いを演じそうだが、データだけ見ると過去5年間、地区大会優勝校は必ずしも上位にきていない。

<2010年選抜>
◇優勝・興南……………九州大会ベスト4  ◇準優勝・日大三…………東京大会ベスト4
<2009年選抜>
◇優勝・清峰……………九州大会優勝   ◇準優勝・花巻東…………東北大会ベスト4
<2008年選抜>
◇優勝・沖縄尚学………九州大会準優勝  ◇準優勝・聖望学園………関東大会ベスト4
<2007年選抜>
◇優勝・常葉菊川………東海大会優勝   ◇準優勝・大垣日大………東海大会ベスト4
<2006年選抜>
◇優勝・横浜……………関東大会ベスト4  ◇準優勝・清峰……………九州大会優勝

 各地区大会優勝校は11月に明治神宮大会に出場し、その試合は'04年以降、CS局「スカイ・Aスポーツプラス」によってTV中継されている。ここで、明治神宮大会に出場していない「選抜出場有力校」に研究されているのかなと思ったが、TV中継されていない'04年以前とくらべて大きな差がないので可能性から除外した。

【次ページ】 前年の地区大会はチームの潜在能力を見るための大会!?

<< BACK 1 2 NEXT >>
1/2ページ
関連キーワード

ページトップ