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「藤井聡太五冠のケーキおいしそう」「監修のお茶売ってない!」祝20歳・棋聖3連覇…観る将マンガ家が描く“夫婦でアツくなるワケ”

posted2022/08/01 17:01

 
「藤井聡太五冠のケーキおいしそう」「監修のお茶売ってない!」祝20歳・棋聖3連覇…観る将マンガ家が描く“夫婦でアツくなるワケ”<Number Web> photograph by 日本将棋連盟/Junsei Chida(illustration)

7月の将棋ハイライト。各月のハイライトは関連記事などからご覧になれます!

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千田純生

千田純生JUNSEI CHIDA

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日本将棋連盟/Junsei Chida(illustration)

藤井聡太五冠、渡辺明名人、羽生善治九段など、将棋界は様々な話題にあふれています。そこで夫婦ともども“観る将”になったというマンガ家の千田純生先生に今月も「ファン目線での将棋ハイライト」を描いてもらいました!

1)アベトナ、チーム藤井まさかの予選敗退!

 今回まず取り上げたいのは将棋ファンにお馴染みの「ABEMAトーナメント(アベトナ)」の予選での波乱です!

 個人戦を含む5連覇を狙った藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖と五冠)がリーダーで森内俊之九段、藤井猛九段というタイトル経験者を擁するチーム藤井が、まさかの早期敗退を喫したのです。

 予選Eリーグで驚きの結末の主役となったのは、エントリートーナメントを勝ち上がった折田翔吾四段(32)、黒田尭之五段(25)、冨田誠也四段(26)の3人。なんとあれよあれよと5勝1敗で勝利。チーム名通り、まさに「下克上」を成し遂げました。渡辺明名人率いる「チーム渡辺」とも好勝負をしていましたが、名人・竜王経験者のお二方を3人の精鋭が立て続けに打ち破っていきました。やはり将棋は勝敗がどちらに転ぶか分からないし、さらにチーム戦となることでその様相がさらに強まるという意味で非常に興味深い戦いでした。

 と、客観的に考える一方で、「慌ててる森内先生を楽しむ藤井君がもう見られないなんて……」妻氏の凹みぶりが尋常ではありません(苦笑)。ファンとしては藤井五冠が今大会から去ったことは惜しみつつも、本戦出場10チームの中から「藤井1強」だったアベトナに風穴を開けてくれる存在に期待したいです。

豊島九段の子供のような楽しげな表情が◎

 その本戦初戦となったのがチームエントリーvsチーム豊島です。この戦いでも勢いに乗ったチームエントリーが豊島将之九段、深浦康市九段、丸山忠久九段の全員タイトル経験者相手に勝ち越し突破。まさに台風の目になりそうですね!

 なお惜しくも敗退となったチーム豊島の動画企画は「おばけ屋敷の要素もある脱出ゲーム」。ビビる重鎮のおふたりと対照的に、豊島九段は子供のように楽しげな表情を見せていました。きっと「区民」と呼ばれる豊島九段ファンの皆様、歓喜なされたのでは(笑)。

【次ページ】 2)20歳・藤井棋聖の3連覇!

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