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菊池雄星が同窓・大谷と球宴初選出。逆境を越えて伝えた「花巻から世界へ」。

posted2021/08/04 07:00

 
菊池雄星が同窓・大谷と球宴初選出。逆境を越えて伝えた「花巻から世界へ」。<Number Web> photograph by KYODO

ホームランダービーの途中休憩で、花巻東高の3年後輩にあたる大谷(左)のもとに駆けつけ、飲み物を渡した菊池

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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KYODO

 わずか4日前、ア・リーグの代表として同じユニホームに身を包んだマリナーズ菊池雄星とエンゼルス大谷翔平の今季2回目となる対決が7月17日、実現した。結果は、3打数無安打2三振。6月5日、今季初の「花巻東対決」では、後輩大谷が豪快なアーチをかけたが、今回は先輩菊池がキッチリと快音を封じた。敗戦投手となったものの、菊池は大谷封じを淡々と振り返った。

「今日に関しては、いいところを攻められたと思います。前回の対戦から感じるところもありました」

 先輩後輩とはいえ、同リーグ同地区の宿敵。公式戦の真剣勝負に、私情を挟む余地はない。だが、今回のオールスターには初めて2人揃う形での選出となった。過去、日本人の複数選出はあっても同窓選出は史上初。夢舞台に名前を連ねた菊池は、2人にしか分からないはずの感慨を、かみしめるように言った。

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