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ルース以外の“二刀流” ~大谷翔平の歴史的年間成績のほかにも~

posted2021/06/13 07:00

 
ルース以外の“二刀流” ~大谷翔平の歴史的年間成績のほかにも~<Number Web> photograph by Getty Images

2014年、ポストシーズンでも大車輪の活躍を見せ、ジャイアンツを世界一に導いたバムガーナー

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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Getty Images

 大谷翔平が米大リーグにおける年間成績で、日本人のプレーヤーとして歴史に残る記録を作っていくことになりそうだ。本塁打の記録としては、松井秀喜が記録している31本塁打が日本人による米大リーグでの最高記録だが、大谷が松井の記録に近づいていけば、日米の両方で話題になるはずだ。

 投手と野手の両方で試合に出るという二刀流のプレースタイルは、ベーブ・ルースが1918年と'19年に記録しているから、大谷は、二刀流をよみがえらせたプレーヤーということになるわけだ。

 ルースは'18年と'19年以外にも、投手としてプレーしながら少し打者として出場したり、打者として出場しながら少し投げた年はあったが、十分な出場を両方で記録したという意味では'18年と'19年だ。'18年は打率.300、11本塁打で、投げては13勝7敗、'19年は打率.322、29本塁打で、投げては9勝5敗だった。打って投げて、両方でチームに貢献したのだった。

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