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「蝶野(正洋)さんこちらからは以上です」“面白すぎる”楽天・島内宏明が選んだ『2020年マイベスト名言』

posted2020/12/29 17:04

 
「蝶野(正洋)さんこちらからは以上です」“面白すぎる”楽天・島内宏明が選んだ『2020年マイベスト名言』<Number Web> photograph by KYODO

2011年ドラフト6位で楽天入りした島内宏明。今季チーム4位の53打点をマーク

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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KYODO

 2020年「今年の漢字」が決まった。

『密』

 清水寺の森清範貫主による力強い揮毫。あの字面を眺めていると、なんだか前向きっぽい漢字に思えてくるのはなぜだろう?

 だがしかし、これだけは間違いなく言える。

 消極的。

「今年の漢字」は一般応募で決められるらしいから、世相がすごく反映される。当然というか必然というか、あれの猛威が流行語のみならず、今年の漢字にも影響を及ぼしてしまったというのが、嘆かわしい。

 だからまた、強引に軌道修正する(前編から続いています)。

35秒ほど格闘した島内宏明

 さしずめ、我らが楽天・島内宏明の「今年の漢字」を勝手に決めるとすれば――。

『談』

 快打を放った直後の「談話」。時に「冗談」を交えながら、ファンに「談笑」の話題を提供してくれた。織りなす言の葉の数々。それは「奇談」か「漫談」か? ともあれ、こんな上質なコメントが、「密談」のうちにチームの身内ネタで終わらずよかった。

 さて。言葉遊びもほどほどに。

――島内選手、そろそろグランプリを決めていただきたいのですが……。

「ほんとに決めるんですか? ベストって……それ、一番きついです、マジで! いやぁ、1位ですか。人それぞれ、感じ方は違いますからね。……でもまあ、選びますか」

 35秒ほどノミネート8作品と格闘したのち、島内が選んだコメントとは?

 いよいよ発表です。

【次ページ】 「でも、僕のなかで……実はもう1個あるんですよね」

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