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松岡修造とパラ陸上代表・高田千明。
元五輪選手コーチとの出会いとは? 

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松岡修造

松岡修造Shuzo Matsuoka

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photograph byNanae Suzuki

posted2020/02/24 08:00

松岡修造とパラ陸上代表・高田千明。元五輪選手コーチとの出会いとは?<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

元オリンピアンの大森盛一コーチと共に、息子の諭樹くんを交えて取材に臨んでくれたパラ陸上日本代表選手の高田千明。

高田「『いいから、お前は黙って練習してろ』って」

大森「いや、嫌っているわけではもちろんないですけど……」

高田「だから当時のパートナーに相談したんですよ。なんで私には教えてくれないんでしょうって。そうしたら、『そう思うんなら直接本人に聞いてみれば』って言われて。それで聞きに行ったんです」

松岡「聞いたんだ」

高田「そしたら、『いいから、お前は黙って練習してろ』って」

松岡「すごい嫌な人じゃないですか!」

高田「それをまたパートナーに伝えたら、『じゃあ練習するしかないね』って。確かにあの頃の私は練習量が半端ないと感じていて、練習中に酸欠になって途中からトイレに入って出てこられないような状態だったんです。多分、それを見て大森さんは、声をかけるのはまだ早いと思ったみたいで、3カ月くらいして練習もまずまずこなせるようになったときに、ようやく声をかけてもらいました」

(構成:小堀隆司)

高田千明(たかだ・ちあき)

1984年10月14日、東京都生まれ。パラリンピック陸上競技選手。専門は走り幅跳びと100mで両競技の日本記録保持者。パラリンピックにおける障害クラスはT11(視覚障害・全盲)クラス。2020年東京パラリンピック走り幅跳びの日本代表に内定している。2018年アジアパラ競技大会で走り幅跳び銀メダル。'17年世界パラ陸上競技選手権大会で走り幅跳び銀メダル。'14年アジアパラ競技大会で走り幅跳び銀メダル。'11年、IBSA世界大会で200m銀メダル、100m銅メダル。ほけんの窓口グループ所属。

大森盛一(おおもり・しげかず)

1972年7月9日、富山県生まれ。'92年バルセロナ五輪1600mリレー日本代表。'96年アトランタ五輪では400mと1600mリレーに出場。リレー決勝ではアンカーを走り、64年ぶりの5位入賞を果たす。このときの日本記録3分0秒76は現在も破られていない。日本選手権では'94、'96年に400mで優勝。2000年に引退。'08年に陸上クラブ「アスリートフォレスト トラッククラブ」を設立し、サニブラウン・ハキーム選手を指導した実績も。現在は高田千明選手のコーチ、ガイドランナー兼コーラーも務めている。

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