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横浜・田渡凌を直撃インタビュー。
テラスハウス出演とバスケの関係は? 

text by

石川歩

石川歩Ayumi Ishikawa

PROFILE

photograph byShiro Miyake

posted2019/12/27 20:00

横浜・田渡凌を直撃インタビュー。テラスハウス出演とバスケの関係は?<Number Web> photograph by Shiro Miyake

入団3シーズン目の今季キャプテンに就任した田渡凌。インタビューは12月17日の練習後に行われた。

テラスハウス=チームの感覚?

 そんな田渡のプレーを見てきた人がテラスハウスを見ると、彼がテラスハウスで発揮している“キャプテンシー”にクスッと笑顔になっているかもしれない。

 皿洗いをルール化し、ぎくしゃくする女性たちを気遣う田渡の様子は、テラスハウスというチームの流れを良くするキャプテンのようだ。

「(コミュニティをチームのように見立てるのは)僕の悪いところかもしれないですね。世の中には、僕みたいにストイックな人に共感する人もいれば、人生をシンプルに楽しみたい人もいる。

 僕はおそらくどっちもできるんですが、今は遊んでいられない。そういう人たちから見たら、僕は煙たがられるかもしれないです。

 僕は3歳からバスケをしていて先輩や後輩と長く過ごしてきたから、集団行動に慣れている。人によってどういう話し方をしたらいいのか、どうしたら話しやすい環境になるか、どうチームをまとめるかよく考えています。

 集団行動の経験が社会に出て生きてくることを、身をもって体験しているので、それがテラスハウスでも出ちゃうんだと思います」

キャプテンをやるのは当然。

 アメリカの大学で田渡は、たゆまぬ努力の大切さを学び、本当の本気は人に伝わるという手応えをつかんだ。

「スポーツをやっていたら、努力をするのは当たり前。僕はずっと、一番に体育館に行って最後まで残って練習してきた。

 アメリカの大学のチームメイトは、僕がどれだけバスケに賭けているのか、その姿勢を見てくれていました。

 エゴの強いメンバーが多いアメリカのチームのなかで、そういう姿勢をまず見せてから、しっかりコミュニケーションをとって、僕がどれだけチームのことを思っているのか伝えていきました。

 人が本気で取り組んでいたら、周りの人はそれを感じると思う。僕は何事も、めちゃくちゃ本気でやります。チームが良くなるため、自分が上手くなるために、できる限りのことをやってきた自信があるので、アメリカでも僕がキャプテンをやるのは当然だと思っていました」

【次ページ】 「TAWATARI PROJECT」という社会貢献活動。

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田渡凌
横浜ビー・コルセアーズ

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