エンゼルス大谷翔平が、再び新人王の有力候補として浮上してきた。9月15日のマリナーズ戦では、今季20号本塁打に到達。右肘内側側副靱帯に新たな損傷が見つかり、投手としてのプレーは中断しているものの、打者として9月第1週に4本塁打を量産し、週間MVPを獲得するなど、着実な成長ステップを踏んできた。

「二刀流」として鮮烈なデビューを飾った大谷は、開幕以来、全米中の話題を集めたこともあり、地元メディアが集計する新人王レースで先頭を走っていた。ところが、6月に右肘痛で離脱し、約1カ月間、戦列を離れたことで圏外へ脱落したものと見られていた。