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世界一を逃した前田健太は、
いつも以上に冷静で前向きに。
~「一番手応えのあるシーズンでした」~

posted2018/11/08 06:00

 
世界一を逃した前田健太は、いつも以上に冷静で前向きに。~「一番手応えのあるシーズンでした」~<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

WS第3戦で延長15回から登板した前田は、2回無失点5奪三振の好投を見せた。来季はまず先発復帰を目指す。

text by

四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

PROFILE

photograph by

Yukihito Taguchi

 またしても、世界一のチャンピオンリングに、手は届かなかった。ドジャース前田健太が、リリーフ待機していた本拠地のブルペンでメジャー3年目の結末を迎えた。王手を掛けられたワールドシリーズ第5戦で、レッドソックスに完敗。昨季に続き、頂上決戦で涙を飲んだ。それでも、試合後の前田は、いつもと変わらず、むしろ、いつも以上に冷静に、客観的にシーズンを振り返った。

「すごく収穫のある1年だったと思います。数字的に見れば、勝ち星などは1年目、2年目よりは落ちていますけど、一番手応えのあるシーズンでした」

 今季は、先発として20試合、救援として19試合に登板し、8勝10敗、防御率3.81。確かに、2016年の16勝、'17年の13勝と比較すれば、見劣りするのかもしれない。

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