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渡邊雄太に信頼できる代理人が――。
NBA入り果たす準備はできた。

posted2018/06/04 07:30

 
渡邊雄太に信頼できる代理人が――。NBA入り果たす準備はできた。<Number Web> photograph by Yoko Miyaji

渡邊の代理人を務めるジョー・スミス。現役時代はマイナーリーグや欧州、南米のチームでプレーした。

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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Yoko Miyaji

 5月19日にジョージワシントン大を卒業した渡邊雄太が、子供の頃からの夢、NBA入りを目指して本格的に動き始めた。

 すでにブルックリン・ネッツとワシントン・ウィザーズで、それぞれ他のドラフト候補選手に混じってワークアウトを行っている。

 NBAでは、各チームが6月21日のドラフトまでの期間で、ワークアウトや面接を通してドラフト候補選手たちの査定を行い、ドラフト指名選手だけでなく、その後のサマーリーグやトレーニングキャンプに招待する選手を決めていく。つまり、渡邊にとっても6月下旬にかけての様々なワークアウトが、NBA入りを実現させるための最初の勝負の場となる。

 そんな渡邊の挑戦をサポートし、チームに売り込むのが、彼の代理人のジョー・スミスだ。

 卒業前から多くの代理人が渡邊やジョージワシントン大コーチに連絡を取り、代理人契約をオファーしてきたという。代理人もプロとして稼げない選手に興味を示すことはないので、それだけ連絡が来たということは、渡邊がプロに進むレベルの選手だと認められた証だ。渡邊は連絡を取ってきた中から4つのエージェンシーに絞り、ジョージワシントン大のモリス・ジョセフHCと共に実際に面談して話を聞き、スミスを選んだ。

米国スポーツ界でも有名な「ワッサーマン」と契約。

 スミスが所属している会社「ワッサーマン」は、バスケットボールだけでなく野球やオリンピックスポーツなど、幅広く、多くの選手を顧客に抱える大手エージェンシーだ。担当代理人は別だが、大リーグでプレーする前田健太、ダルビッシュ有、岩隈久志も同じワッサーマン所属選手だ。

 アメリカ国内を拠点として男子バスケットボールを担当する代理人は7人。その中で、スミス自身は本格的に代理人業を始めて2年余と経験が浅いが、ベテラン代理人のサッド・ファウシャーと組み、彼のクライアント(ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビスら)のサポートをしながら、自分自身のクライアントを増やしていこうとしているところだ。そのため、まだNBA選手のクライアントはいないが、渡邊は、そのことはまったく気にならなかったという。

「どんなクライアントを持っているかということはあまり気にせず、それよりは、自分のことをしっかり面倒見てくれるというのを一番大事に考えたかった」と渡邊。

「彼は明るくて、話をすると情熱が伝わってきますし、言っていることも筋が通っている。第一印象で、信頼できる人だと感じました。あと、彼自身も長い間選手だったということで同じプロセスを経験していますし、この人なら自分のことを任せられると思ったので、彼に決めました」

【次ページ】 「自分のプレーを見てもらえないのが一番嫌だった」

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渡邊雄太
ジョー・スミス
ジョージワシントン大学
田臥勇太

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