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5万超の大観衆を集めた新城ラリー。
勝田範彦が逆転でチャンピオン獲得!

posted2016/11/11 18:00

 
3年ぶり通算7度目のタイトルを獲得した勝田範彦選手(左)とコドライバーの石田裕一選手。

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 全日本ラリー選手権第9戦「新城ラリー」が、11月4日から6日に愛知県新城市周辺を舞台に開催された。

 シリーズ最終戦として開催されるこのラリーは、年間王者が決定する大一番であるとともに、地元愛知県はもちろん全国各地から多くの観客が訪れるモータースポーツイベントとして定着している。

 メイン会場となる県営新城総合公園にはTOYOTA GAZOO Racingや自動車関連メーカーの企業ブースなどが立ち並び、イベント広場ではデモランやトークショーに加え、大人から子供まで参加できる体験型アトラクションなど数多くのイベントが行われた。

 また、併催のTOYOTA GAZOO Racing(TGR)ラリーチャレンジ特別戦に出場する“モリゾウ”選手ことトヨタ自動車の豊田章男社長が、今年の12月末に発売予定のトヨタの新型クロスオーバーSUV、C-HRでデモランコースを疾走するというサプライズも。会場には3日間で過去最高となる5万3000人(主催者発表)の観客が訪れ、ラリーを満喫した。

新城では、この10年で勝田と奴田原しか勝っていない!

 ポイントランキングをリードする奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)と、逆転を狙う勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)による王座決定戦となった最終戦。

 全日本ラリー選手権として開催されるようになって10年目の新城ラリーは、これまで勝田が6勝、奴田原が3勝と、このふたりしか勝っていない。この最終戦も、ふたりによる一騎打ちとなることが予想されたが、勝負は序盤にあっけない幕切れとなった。

 初日のSS1、タイトコーナーが連続し、勝負どころのひとつと目されている雁峰北1(11.123km)で、勝田が奴田原に7.0秒もの大差をつけるベストタイムを刻む。スプリント化が進む全日本ラリーのなかで、ひとつのSSで7.0秒という差はかなり大きい。この差を挽回すべく、奴田原は続くSS2長篠設楽原1(8.831km)を全開で攻めるものの、スタートから約2.3km地点でコースオフ。立ち木に衝突した影響でマシンを損傷し、リタイア。このラリーを諦めざるを得ない結果となったのだ。

【次ページ】 「新城ラリーは自分にとって得意なラリーなので」

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