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ダルビッシュ有と穴馬ボストン。
MLB順位予想、108年ぶり戴冠は?

posted2016/04/09 10:30

 
ダルビッシュ有と穴馬ボストン。MLB順位予想、108年ぶり戴冠は?<Number Web> photograph by AFLO

開幕戦で姿を見せたダルビッシュ有。復帰は夏前と見られているが、どんなピッチングを見せてくれるのだろうか。

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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AFLO

 2016年の大リーグが開幕した。楽しみだ。毎度のことだが、胸が躍る。いまのところはMLB.comのビデオをちらちら見ている程度だが、岩隈久志や前田健太や田中将大の先発試合などは、やはり見逃せない。5月か6月になれば、ダルビッシュ有も戦線復帰するだろうから、楽しみはますます増える。

 日曜日(4月3日)には、昨年のワールドシリーズのカードが再現された。結果も昨年と相似形で、ロイヤルズが、メッツの逆襲に手を焼きながらも、強力ブルペンで逃げ切った。ブルーレイズはレイズに終始先行して貫禄を示し、パイレーツはカーディナルスに完勝した。

 翌日の月曜日には、ほぼ全球団がスタートを切った。ナ・リーグの本命カブスは、ジェイク・アリエータがエンジェルスを7回2安打に抑え、余裕の発進を見せた。

 眼についた事象はほかにもある。クレイトン・カーショー(ドジャース)はパドレスを相手に7回1安打、9三振の好投を見せた。ブライス・ハーパー(ナショナルズ)は、また開幕戦で本塁打を放った。なんと、自身4本目の開幕戦本塁打だ。「開幕戦男」の異名は、すでに確定したようなものだ。

早くも適用された危険スライディング禁止ルール。

 もうひとつ眼を惹いたのは、「チェイス・アトリー・ルール」が早くも適用されたことだ。例のあれです。併殺崩しの危険なスライディングを禁止しようというルール。昨年のプレーオフで、ドジャースのアトリーがメッツの遊撃手ルーベン・テハダに大怪我をさせたことが、ルール制定のきっかけになった。

 適用第1号は、ハーパーが本塁打を放ったナショナルズ対ブレーヴス戦。2-2の同点で迎えた7回裏、ブレーヴスの一塁走者ニック・マーケイキスが、次打者ヘクター・オリベラの三塁ゴロの際に併殺崩しを図り、ナショナルズの二塁手ダニエル・マーフィに足払いを食わせたのだ。塁審はただちに、マーケイキスと打者走者のオリベラにアウトを宣告。ブレーヴスは無死一塁の好機をむざむざと逃すことになった。たしかに、ビデオを見ると、マーケイキスのスライディングは、マーフィの足に行っている。幸い、マーフィに大きな怪我はなかった。

 開幕2日間のハイライトはざっとこんなところだ。もうひとつ付け加えるなら、1安打10三振のレンジャーズが、4安打11三振のマリナーズを3-2で降したことか。レンジャーズは、今季、台風の目となりそうなチームのひとつだ。

【次ページ】 願望も込みで恒例の順位予想をしてみると……。

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