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NumberPREMIERの動画インタビューによる新連載「ドラ1の方法論」では、プロ野球選手を数多く輩出してきたチームを徹底取材し、その育成術を探っていく。記念すべき1回目に登場するのは、前人未到の「4年連続の複数ドラ1」という快挙に迫る青山学院大。就任から8年で4度の日本一に輝いた指揮官・安藤寧則に話を聞いた。《前編も公開中。中野真博コーチ、鈴木泰成選手、渡部海選手の動画インタビューも近日中に公開予定です》
青山学院大が3年連続で輩出する「複数ドラフト1位」について、監督の安藤寧則は「環境が人を育てる」と言った。
「ドラ1」の系譜でそのことを体現したひとりに佐々木泰(広島)がいる。

2021年に県立岐阜商から入学した右の好打者は、デビューとなった東都大学春のリーグ戦で打率3割7分1厘、4ホームランと、いきなり大ブレークを果たした。
彼の4年間の足跡を紐解くと、計8シーズンで最高成績だったのがこの1年春である。佐々木はすべてで規定打席に到達と主力の座を守ったが、ほとんどが打率2割前後と、苦しんだシーズンのほうが多かった。
それでも安藤が佐々木をスタメンで起用したのは、彼の揺るぎない歩みがあったからだ。その背景については動画インタビューでじっくり語ってくれている。
西川史礁は「プロ志望届を出せるレベルになかった」
努力を重ねる佐々木の後ろ姿に触発され、力を伸ばしたのが同級生の西川史礁である。
安藤いわく「もともとプロ志望届を出せるレベルになかった」という。それが佐々木とともに自主練習をすることで足りないものを補い成長し、24年にロッテから1位で指名された。チームの環境が彼を育てたのだ。

ふたりと過程は異なるが、1学年下の小田康一郎(DeNA)も同じだ。1年春から主力を担った逸材を、安藤がプロ入りには「不利」と言われるファーストで固定したのは、「1球で仕留める能力がある」と卓越したバッティングを信じたからだった。
指揮官の熱い想いに応えた中西聖輝
そして、中西聖輝は安藤自らが鼓舞して「ドラ1」へと導いた選手だった。
智辯和歌山3年の21年夏にエースとして日本一を経験した右腕は、高校野球を引退後に右ひじの側副靱帯を再建するトミー・ジョン手術を行ったことで、キャリアが出遅れた。
2年から実戦で投げ始め、思うようにいかず気概が薄れそうになることもあった。そのたびに安藤は叱咤し、中西の背中を押した。
「手がかかった子ではあったんですけど、いいものはいい、悪いものは悪いとはっきりと周りに示せる子でしたからね」
中西は3年秋から不動のエースとなった。そして、25年に中日から1位で指名され監督の想いに応えてみせたのである。
裏付けある、彼らの「ドラフト1位への道」。安藤は青山学院大の現役選手たちをこのように奮い立たせるのである。
「ここで4年間過ごしたらプロに行けるわけじゃないぞ。大事なのは、いかにこの環境を利用して自分を向上させるかなんだ」

動画では以下のような話題について語っています。
- 中西聖輝は「最も手がかかった選手だった」
- 1年春の躍進。重圧を乗り越え1位入団した佐々木泰
- 同級生・佐々木との自主練が転機となった西川史礁
- 小田康一郎を「ドラフトに不利」な一塁で起用し続けた理由
- 鈴木泰成の成長に見る「適材適所」の投手起用
- 「青学に行けばドラ1でプロに行ける」は違う
佐々木泰選手、西川史礁選手、小田康一郎選手、中西聖輝選手……。安藤寧則監督が語る「ドラ1選手」共通の歩みとは。約20分間の後編インタビューを是非ご覧ください。
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