フェザー級に春一番が吹き荒れる。
この3月、国内の二大MMAプロモーションが競い合うようにフェザー級GPを行うことになった。先陣を切って3月8日に開催されたのはDREAMフェザー級GP。“速く、美しく、強い”をコンセプトに63kgの契約体重でスタートした一回戦は全体的に試合内容が今ひとつ。膠着状態に陥ると、観客席から遠慮なくブーイングが飛んだ。終わってみれば、ワンマッチでキッチリ一本をとった青木真也や川尻達也の方が大きなインパクトを残した気がする。
その要因としては勝ちを意識しすぎて必要以上に肩に力が入ってしまったのに加え、初の大舞台というプレッシャーから本来の動きができなかったことが考えられる。“KIDの一番弟子”山本篤を2-1の判定で振り切った“足関十段”今成正和はそのどちらも否定しなかった。
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photograph by Susumu Nagao