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ヒーローが出てこない新感覚空手小説。

2009/03/08

 「稽古が終わると、『ああ、今日も一日生き延びたな』と思うんです」

 空手道場を舞台にした連作小説である本書の著者、永瀬氏は、自身が学生時代に極真空手の本部道場に通った経験を持っている。

 「世界最強、しかも世界で一番厳しいと言われている道場に入ってみたかったんですよ。どんなものなのかなあと思って。興味があったんです。実際に入ったらメチャクチャな目に遭いましたね(笑)」

 当時は故大山倍達氏のもと、本部道場の全盛期と言われた時代。本気で空手で食べていこうとする猛者たちが全国から集まっていた。しかし、現実は厳しかったという。

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