47歳の元女王マルチナ・ナブラチロワが、24日から始まる全仏テニスで、10年ぶりに4大大会のシングルスに出場する。シングルスの世界ランキングがないため、大会推薦枠での出場となる。
ナブラチロワは、'94年にシングルスから引退。'02年に1大会に出場しただけで、10年もシングルスの本格的なプレーから遠ざかっていた。ダブルスは、シングルス引退後も年に数大会プレーし、'00年からツアー完全復帰を果たした。昨年は7度の優勝を数え、ダブルス世界6位と健在ぶりを示した。
ナブラチロワが作ったツアー通算167度のシングルス優勝は、男女を通じて史上最多となる。18度の4大大会優勝は歴代4位。昨年の全豪の混合ダブルスで優勝し、女子では3人目の4大大会全種目を制した選手となった。特にウィンブルドンではめっぽう強く、全種目で最多の20度の優勝を誇っている。まさに女子テニス界の伝説だ。
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photograph by Hiromasa Mano